第6回CDショップ大賞2014 一次ノミネート作品及びCDショップ店員コメント

■一次ノミネート作品(発売日順)

◎「人生×僕=」ONE OK ROCK

ロックシーンの知名度が着実に上がってきた理由にはONE OK ROCKがかなり貢献しているに違いない。まだまだ日本の音楽シーンでは「狭い世界」と言われているジャンルに切り込みを入れてきた理由の中に「聴きやすさ」が入っている。Vo.Takaが叫ぶ声、響く声、全てに魂が入っていて心が揺さぶられる。ドキドキしました。(新星堂カルチェ5柏店 / 高橋 萌花)

張り詰める緊張感。突き抜けるサウンド。日本のラウドロックが世界を凌駕する日が訪れた!
(HMVららぽーと横浜 / 山下 直也)

ONE OK ROCK「Be the light」




◎「sakanaction」サカナクション

本作はエレクトロニカに近いダンスミュージックを鳴らしつつも、ロックが持つダイナミズム、激しさが上手く融合された作品。過去の作品を超えるのは、すごく難しいこと。皆が求める音だけを鳴らせば、進歩がないと受け止められるし、あまりに先鋭的な音を鳴らすと難解だと指摘される。このバランスを上手に保ちつつ、リリースする度に素晴らしい作品を作っていくのがチーム・サカナクション。日本を代表する超名盤。(TSUTAYA CCC セル本部 / 井手尾 直樹)

まさに最高傑作。このアルバムではじめてサカナクションを聴いた人は一曲目の「INORI」でまず大きく気持ち良く裏切られることだろう。音を楽しむということを圧倒的な真面目さとどこまでも戦略的に体感させてくれるバンドはサカナクションが最高峰だと思う。大衆に向けて放たれた表の音楽、自分たちが本当に表現したい裏の音楽、表にも裏にもサカナクションらしさが感じられるのは、今鳴らしたい音楽を五人で一つ一つ確認しながら一丸となって制作されたから。言葉自体が音楽となり音を楽しむのに年齢も国境も関係ないということを証明してくれたサカナクション。日本の音楽シーンは彼らが変えてくれる。(TOWER RECORDS名古屋パルコ店/ 菱田 早希子)
サカナクション「ミュージック」




◎「黒キ渚」黒木 渚

中毒性バツグンの7曲全て飛ばさずに聴いてみてください。気づけば、あなたも黒木渚の世界に無限ループ。(HMVパークプレイス大分 / 佐藤 渚)

痛みを感じる歌詞とそのロック感。ふとした時の女性らしさ、母性。カリスマ性とフレンドリーの同居。目が離せないバンドです。(ミュージックプラザインドウ / 相原 真子)
黒木 渚「骨」






◎「僕がCDを出したら」KANA-BOON

一度聴いたら忘れられなくなって脳内リピリピ状態に陥ります。KANA-BOONを聴いて踊らずにいられる人を私は知りません! 彼らはLIVEが最高なので、まずはCDを買って全曲素晴らしい歌詞をちゃんと感じて、脳内リピリピ状態でLIVEに行きましょう!!!
(新星堂イオンタウンおゆみ野店 / 河野 真規子)

「ゆとり」という単語は、世の中的にも、個人的にもネガティブな意味でしか使えないものだと思っていた。このバンドにキャッチコピーを付けるなら聞こえはベタだが「ゆとりが産んだニューロックジェネレーション」。アジカン、RADWIMPSなど2000年代J-ROCKシーンを牽引しシーンを作り上げたバンド達のいいとこを集め吸収し消化し吐き出したいいとこどりの音楽。こんな書き方をしたが、詞は男性目線のダメダメの恋愛詩が多いがその内容は、不器用さが光るピュアな感情。ピュアさは、歌声も。今までいそうでいなかったこの音楽感は、2010年代J-ROCKシーンを代表するバンドになると思っている。(HMV高岡 / 大毛利 雅人)
KANA- BOON「ないものねだり」




◎「Stranger」 星野源

星野源の音楽が街中で鳴り響くようになった。感慨深い一枚です。独特なのに懐かしいソングライティングと無二の歌声。憎らしいほどの才能が爆発しています! (TSUTAYA九州支店本部 / 向井 正太)

1枚目、2枚目のアルバムも含めてもっと、たくさんの色んな人に届けばいいのにという歌い手。この3枚目は、なんというか100万枚売れても不思議でないのに、100万枚売れないのが不思議な1枚。回復を祈りつつ、新しい曲とゆるいラジオをまた聴ける日を楽しみにしています。
(明屋書店メガ平田店 / 田邊 慶太)
星野源「化物」




◎「未来へのスパイラル」 グッドモーニングアメリカ

灼熱の太陽のような熱く、情熱があるメロディーとボーカル金廣真悟が唄う現代社会に生きる意味を問うシリアスな詞に衝撃を受ける事、間違いなし!! (ブックセンター湘南佐沼店 / 菊地 郁哉)

5月にリリースされた今作にてメジャーデビューを果たした再注目バンド。耳に残る印象的なサウンドと感情が溢れ出る歌詞。個性豊かなキャラクターは病み付きになること間違いなし!
(玉光堂PASEO店 / 木幡 安勝)
グッドモーニングアメリカ






◎「Delight」 miwa

作品を出す毎に成長著しいmiwa。今回の3rdアルバムはそれがスゴイ!サウンド面の幅広さ、そしてなんといっても、大きな愛を感じる。タイトル曲「Delight」を聴いた瞬間、大きな世界観に酔いしれた。歓喜の歌が世界に広がる! (新星堂日吉店 / 河原 恵美)

東京行く時とか、新幹線ひかりに乗車すると、よくmiwaの「ヒカリヘ」を聴いてました。愛に満ち溢れている。聴く度に一番印象に残る部分がちがう。「人は悲しみを知るたまに生まれてきたの そんなことない 幸せはいつだってそこにあるのに」歌詞が哲学的。(イケヤ文楽館高丘店 / 坂田 信康)
miwa「Delight」






◎「演出家出演」 パスピエ

何かしらのトレンドやお祭り騒ぎに乗っかったわけでもなく、ただ単純に高い音楽性と人懐っこさを備えたポップネスでファンを増やしてきた5人組!! ネクストブレイクアーティスト、パスピエです!! (玉光堂PASEO店 / 坂口 聖)

このたび、ロックに新たな風穴開けさせていただきました。全ての音を否定するかのような、未来を予知するかのような、過去に戻ったような・・・演出に仕上がっております。「覚醒」この言葉がふさわしい1枚。(新星堂下関店 / 原 貴之)
パスピエ「S.S」






◎「宇宙の果てはこの目の前に」 andymori

終わってはいけない音が鳴ってる。終わらせてはいけない歌が響いてる。
(フタバ図書サウンドTERA福岡東店 / 大畑 亨)

人間の愚かさや醜さ、そして誰もが抱えている不安や心の弱さを、嘘偽りなく歌にしてきたアンディの音楽は、僕らの声を代弁してくれた心の叫びです。今を必死にもがいて生きる僕らに、andymoriが鳴らしてきた音楽は、どこまでも優しくて力強くて「光」そのもの。「これがandymoriです」ってたくさんの人にオススメしたいアルバム。(TOWER RECORDS名古屋パルコ店 / 仲伏 洋史)
andymori「宇宙の果てはこの目の前に」






◎「Me No Do Karate.」 [Champagne]

2010年のデビュー以来、その勢いは止まること知らず!! ○○っぽいとかそういう言葉は彼らには邪道なんです。これが[Champagne]だ! と堂々と胸を張って言えるアルバムだと思う。それと同時にまだまだこんなんでは終わらないでしょ?! とも思える。本当に本当に彼らの今後に期待しかないです!! (HMVイオンモール熱田店 / 三原 沙里)

こんなにもメンバー全員、主張が強いのに、4人のアンサンブルが絶妙なバンドがあるだろうかっ!! 最新アルバムは1曲目から度肝を抜かれるカッコ良さ。次は何がくる? と、想像と期待をイイ意味で裏切られるのがたまらない・・・。これを聴かずして、何を聴く!! (山野楽器西武池袋店 / 鹿島 悠子)
[Champagne]「Stimulator」