COUNTDOWN JAPAN 18/19

ライブレポート
2018年12月28日・29日・30日・31日/幕張メッセ国際展示場1~11ホール、イベントホール

【2】

sumika – EARTH STAGE

EARTH STAGE 2番目に登場したsumika. 1曲目の「フィクション」で、早くもオーディエンスを笑顔にしている。楽しそうに手拍子を合わせて踊っているオーディエンスをみていると、こちらまで笑顔になって体が動いてしまう。

そんなハッピーオーラ全開の安定したステージを繰り広げる中、最後の曲「伝言歌」の途中に片岡健太は「みんなにじゃなくて、あなたに歌っています」と、印象的な言葉を放った。

2018年、個人的に自分がラジオで何度も聞いて、いつの間にか大好きになっていた「ファンファーレ」を含む全9曲を終え「愛しているよ」とオーディエンスに伝え、とても幸せな気持ちになるひとときの空間から笑顔で去っていく姿に、彼等の素晴らしい本質をみせられた様な気がした。

THE ORAL CIGARETTES– – EARTH STAGE

BKWの文字が書かれた服を身に纏ったオーディンエンスが続々とEARTH STAGEに集まってくる。
大歓声の中「狂乱 Hey Kids!!」でスタートしたのは、THE ORAL CIGARETTES.Vo.の山中拓哉は、CAPにフードを被り、自信満々に、そして、悠悠自適に、オーディエンスを操っているかの様な妖艶なパフォーマンスで、ステージを楽しんでいた。

CDJ15/16ではGALAXY STAGEだった彼等は「さっきEARTH STAGEを見てきたんですけどデカいッスね」と言っており、CDJ16/17では「来年はEARTH STAGEで待ち合わせしましょう!」と。そして、CDJ17/18で、とうとう約束通りEARTH STAGEに立ち、今回で2度目となる EARTH STAGEからは「2018年の全てをここに置いていく」 と言い放った。まさに有言実行。

新曲「ワガママで誤魔化さないで」を含む全8曲で、華麗にたっぷりと“EARTH STAGE の THE ORAL CIGARETTES”を堪能させてくれた。

Fear, and Loathing in Las Vegas– GALAXY STAGE

入場規制がかかるほどGALAXY STAGEに人が押し寄せた。
登場したのは、Fear, and Loathing in Las Vegas.

「Return to Zero」を1曲目に、派手なスタートで会場が一気に盛り上がる中、SoとMinamiのシュールなパラパラの振り付けパフォーマンスに合わせて、オーディエンスが一緒に体を揺らしたり、拳をあげたりと、それぞれに楽しんでいる。2019年の10周年を前に、2018年は、メンバーの脱退等、彼等にとっては非常に厳しくも、多くの人に助けられ、力を試された様な1年だったのかも知れない。今日が今年最後のLiveであり、来年も止まらず前進していくぞという気持ちが込められているかの様なSoのMCは、このステージをしっかり努め、来年へと繋げられる様にと、真っ直ぐな気合いを感じられるものだった。

楽曲を知らなくても、初見のオーディエンスであっても、会場を湧かせる事が得意なアーティスト…といえば、私は彼等を1番に思い浮かべる。そんな期待にこたえてくれているかの様に「The Sun Also Rises」を含む全8曲を、こちらが圧巻され、息切れしてしまいそうになる全身全霊のパフォーマンスでやり切ってくれた。

※ Kei(Ba/Cho/Vo)
2013年9月21日加入。2019年1月12日、急性心不全により逝去。
この日のステージが彼の最後のステージとなった。