COUNTDOWN JAPAN 16/17 ミュージックソムリエが見た現地の様子とは? 2016年12月28日・29日・30日・31日/幕張メッセ国際展示場1~11ホール、イベントホール 【1:CDJは心の棚卸しby 酒井康平】 2016年12月28日~31日までの4日間、幕張メッセ国際展示場を舞台に行われた 音楽フェス、COUNTDOWN JAPAN 16/17。 今回も、ミュージックソムリエが現地を取材し、見たもの感じたものをレポートします。 |
2017/03/13 |
風情と決算、それがCOUNTDOWN JAPAN! 年末の風物詩、COUNTDOWN JAPAN(以下 CDJ)。CDJには夏フェスやほかのイベントにはない年末の情緒や風情があり、日本のロックだけでなく音楽を愛する全ての方が、この会場で得られる体験で年を越します。それに紐づくCDJならではのもう1つの体験が、この1年が自分自身にとってどんな年であったかを振り返る「心の棚卸し」です。 |
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予定を決めない」という楽しみ方 今回私が心に決めたCDJの楽しみ方は「予定を決めないで臨む」ということでした。先述の通り1年を振り返り、自分の中での落とし所を見つける為に、その瞬間瞬間で耳が求めるアーティストのステージに向かうことで、ノルマ的でなく程良い距離感で鑑賞できます。気持ちに余裕が出ることで、これまで知らなかった好物楽曲を持つアーティストにも出会えました。 |
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音楽で振り返る心の決算! | ||
技巧的でスピード感溢れるセッション曲、メロウで切ないバラード、弾むようなグルーヴ感溢れるファンク、日本最大のロックフェスに集まる最高峰のアーティストの多様な楽曲たち。感情を揺さぶられるステージは、EARTH STAGEの約50分でさえ、体感としてはほんの一瞬です。そしてお目当てのステージ時間が空いとき、ステージ間の移動を終えたとき、食事が済んでベンチでお茶を一口含んだ時、そんな僅かな瞬間でふと考えてしまいます。 「そういえば今年って・・・」 自分にとっての1年は、満足なような、物足りないような、期待感のあるような、少し寂しいような、複雑に愛おしく感じる作業がCDJならではの貴重な「感情の決算」です。 |
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今年も、そして来年も! いよいよカウントダウン。期間中に振り返った年内の沢山の感情たちは、自分の中でしかるべきラベルを貼って感情の倉庫にしまい、心の棚卸しを終えて、「来年も音楽から沢山の感情を受け取れますように」と願いながら、新しい年を迎えます。 酒井康平 (さかいこうへい) ミュージックソムリエ 元音楽プロダクション勤務。現IT会社のエンタメ部門に所属する30代♂。よく聴く音楽は60年代ソフトロックと松田聖子。最近のマイブームは90年代ディズニー映画第2黄金期を支えたアラン・メンケンのラブソング。学生時代はクラッシックを専門にし、日本のロックはどのアーティスト、どの曲から入って良いかわからないまま生きていた過去を持つ。2013年に“音楽フェス童貞”卒業を果たし、少しずつ音楽フェスに顔を出すようになる。いつか涼しい顔でタイムテーブルを語れる日を夢見ている。 【2】へ >> 【3】へ >> |